地図状舌

地図状舌とは

地図状舌とは地図のような白い斑と赤い斑の模様が舌の表面にみられる病気(状態)です。

この状態は成人の1~5%程度の人にも見られる病気で、幼児にみられることもあります。

自覚症状がほとんどみられないことが多いですが、人によっては赤い斑の部分がひりひりしたり、何か違和感を覚えることもある病気です。

地図状舌の症状

自覚症状は先ほど書いたようにほとんどみられないか、症状があったとしても舌が少ししみる、ピリピリするといった症状くらいですが、他人から見た場合の舌の模様は、顕著にわかる症状と言えます。

白い斑が舌の一面に広がったり、形を変えたりすることで多様な模様を作り、その模様は日によって変わります。まれに、数日から数週間で模様が消えるものもありますが、基本的には数か月から数年間にわたってこの模様がみられるものが多い病気(状態)です。

地図状舌の原因

地図状舌は現在のところ、その原因が明確にはわかっていません。風邪や疲れなどの体調不良を伴う発熱と関係してこのような状態が現れることがありますし、過度なストレスや睡眠不足、不規則な生活、ビタミンBやミネラルなど、栄養素の摂取不足などの生活の不調に原因があるとも言われています。

地図状舌の治療法

地図状舌の原因が明確には解明されていないために有効な治療法は不明です。ピリピリ感やしみるなどの症状が何ければ、規則正しい生活、食生活の改善などで自然に舌の模様が消えるまで放っておくことも一つです。

ただ、金属アレルギー、他の粘膜疾患、顎の病巣が関係している可能性もあるので、検診を受けることも大切であると思われます。

地図状舌の漢方治療

地図状舌の原因が明らかではないこと、ストレスや睡眠不足、不規則な食生活、ビタミンBやミネラルなどの栄養素の摂取不足などの全身的な体調に関連することから、規則正しい生活などが治療法としてあげられています。

舌を胃や腸と同じ消化管の一部ととらえ、漢方によって胃腸の働きを改善することで地図状舌とそれに随伴するピリピリ感などの痛みを改善することが期待できます。

地図状舌に効果が期待できる漢方薬としては、半夏瀉心湯・半夏厚朴湯・柴朴湯・黄連解毒湯・六君子湯などがあり、全身的な状態や口腔内の状態に応じて選択することが重要です。

胃炎、胃アトニー、胃下垂、消化不良、食欲不振、胃痛、嘔吐に効果効能のある漢方です。

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命を預かる歯科口腔外科診療

口の病気には口腔癌など命に直接関係する怖い病気以外にも、心筋梗塞や脳梗塞を起こす血栓の原因である歯周病菌や、誤嚥性肺炎の原因、敗血症の原因になる病巣、骨粗鬆症の診断など命に直結する疾患や原因が多く存在します。
私ども東京銀座シンタニ歯科口腔外科は、院長である新谷悟教授の25年に及ぶ口腔外科医として心血を注ぎこむ命を預かるクリニックとして開院いたしました。

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