保証制度について

歯科治療に対する補償についてはいろいろな考え方がありますが、保険診療に関しては被せもの（冠・クラウン）では2年、義歯などでは半年は無償で保証するようにと決められています。

短いと感じられる方もおられるでしょうし、長いと感じられる方もおられると思います。これらの保証期間の理由について私は、患者さんに対する治療の責任と、一方で人の機能を再生する性質上、全身的な加齢や糖尿病などの病状の変化、そして咬合力（噛む力）や、温度差、歯周病、虫歯など原因菌にさらされるなど大きく変化を伴う口腔内という環境の中での保証は、期間が限られるとの考えからくるのではないかと思います。

患者さんを家族や大切な方と思い、精一杯、専門家・プロフェッショナルとして治療しますが、保証は上記の理由で、以下に示すものとさせていただきます。

なお、メンテナンスが大切で、３～４か月ごとのメンテナンスは、必須条件であることも付け加えさせていただきます。

治療に関する保証について

• インプラント埋入手術後、インプラント上部構造（歯の部分）装着までにインプラント体に問題が生じた場合には、無償で再手術を行います。

• インプラントの再埋入に伴うサイナスリフト、ソケットリフト、骨造成に関しては骨造成にかかわる経費ならびに、薬代、笑気、静脈鎮静法にかかわる経費は必要となります。

• インプラント治療の保証は上部構造（歯の部分）を装着した時点からの期間になります。

• 装着後３～４か月ごとのメンテナンスにご来院いただく必要があります。なお、メンテナンスに応じていただけない期間がありますと保証しかねますので予め、ご了承ください。

• 故意による破損は、対象外とさせていただきます。

• 当クリニックにおいて装着したものに限らせていただきます。

• 健全に埋入され機能していたインプラントが、将来的にインプラント周囲炎などになり、再治療の必要性が出た場合には、保証期間中でも保証の対象外にさせていただきます。